戸建てやマンションで、リフォーム/リノベーションする時に、ご依頼者の方の要望を根本的な形としまして見せてくれるのが設計図になります。ただ、こういった設計図に対しては「工事の契約をすることがなくても、設計料が掛かってくる場合がある」事をご存じでしょうか?設計料の市場価格はいくら程なんだろうか、更に設計事務所とリフォーム業者、どちらにお願いする方が妥当なのかというような質問につきまして、各々ご案内致します。是非ともご覧下さいませ。
設計料が個別に必要となるか否かは、業者が規定する料金体制次第で異なってきます。
とりわけ設計事務所に於いては設計を業務のメインとしていますので、契約をするか・しないかに関係なく、設計料が発生する事例が一般的と言えます。
勿論、設計料を要求しないリフォーム業者も結構あるので、心配しなくて大丈夫です。
ご不安なと思うなら、設計料が加算されるか否か早いうちにヒアリングをしておくといいでしょう。

リフォームで設計料を支払うシーンでの相場は?

デザイン料や設計料が発生するケースの価格帯は、どちらにしても会社毎に違っていますが、概ねの目安は工事費の5~25%内で、相場は10~20%ほどになると考えられます。
更には、これとは別に諸経費や出張料に関しても別途必要になると言えます

契約をすることがなくても「設計料」を要求されるケースがある

尚、上記で述べた通り、設計事務所に設計を委託したケースなどには、工事の契約をすることがなくても設計料を要求されることが起きます。
この理由は設計図の作成に掛けた時間や手間に向けて報酬が発生するのが理由です。
設計図の改定を申込むケースも同じく、設計料がプラスされるのが通例です。

リフォーム/リノベーション設計申し込みといった場合の注目点

設計事務所かリフォーム業者かに関係なく、思い掛け無い金額の設計料を要求されて戸惑うことが無いために、見積や設計のお願いをする時は次に示すようなポイントを押さえると心配ありません。

予算も重要視したいケースでは、前もって業者に告知する

リフォーム/リノベーションの内容に拘る程、設計料ばかりか工事費用もアップしてしまう為、気になる場合は開始するにあたり予算を言い伝えておくと間違いないでしょう。
予算に気を配って設計してもらえる業者もありますし、設計料が上昇しすぎないよう、坪単価で料金を定めるというようなやりくりしている業者も存在します。

設計経験のみならず「担当者との相性」も肝要に

設計は、ご依頼者様のオーダーや好みを適切に配慮し、それを形にするプロセスになります。
その為、いかに実践経験十分の建築士だとしましても、依頼主の方とコミュニケーションが上手にとれていないとすれば期待される設計に出来上がりません。
デザインの好みが合っていないケースではスッパリと断り、相性が良い別のスタッフや、他の業者の力を借りることだってひとつの選択肢になります。
満足出来ない設計でプランが進んでしまうことがないよう、幾つかの業者に見積の依頼をして比較をしたら良いと思います。

先ず第一に「何にどの程度の料金を払うことになるか」伺っておく

設計料関連のトラブルでは「前もって根本的な説明も無く、後になって設計料を請求された」といった場合が沢山見受けられます。
設計料がどのステップから有償で、どれ程プラスされるかは、各社毎に1つ1つ異なっています。
「初めのプレゼンより有料」「申込金はプラスされるが、初回プランや概算見積は無料」「設計事務所に因る設計が無料」など、幾つものプランが存在しますので、見積を申し込む時点で、どの部分に対してどの位の費用がかかるかをチェックしてみておけば安心できます。